京都府がん診療連携病院

院長挨拶

  • 当院は昭和54年開院以来内科、外科、産婦人科を中心にがんの患者さんの診療をしてきました。平成12年には新たに放射線治療装置(リニアック)を導入して診療の質の向上に努め、又平成18年には外来化学療法センタ-をオープンして、医療制度の変更に対応しながら患者さんのニーズに応えてきました。この結果昨年は全診療科で年間398名の新しいがん患者さんの診断・治療をおこない京都南部地域での中心的な役割を担うようになってきました。 今やがんは死因の第一位となり、平成19年には“がん対策基本法”が制定され国を挙げてのがん対策が勧められる中で当院は平成23年1月“がん診療連携病院”の指定をうけました。今後は従来の診療活動に重点をおきながら、がんと戦う患者さんの、痛み・苦しみの緩和治療、セカンドオピニオン、情報交換、支援活動など地域の医療機関とも協力しながらがん診療を積極的に進めて行きたいと考えています。また当院は徳洲会病院グループ病院の一員として治験など新しいがん治療法開発への協力もして行きたいと考えています。

外来化学療法センター

概要

  •  当院は平成23年に京都府よりがん診療連携病院に指定されております。

  •  日常生活を送りながら、外来で治療が行えるよう安全かつ安心できるシステムを整備し、専用の化学療法センターを平成19年1月に開設しました。現在当センターでは、化学療法をはじめ、慢性関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、クローン病に対する生物学的製剤の投与を、より安全・確実に投与し、安心して受けていただいています。

センター紹介

  •  通院化学療法センターは平成19年1月に外来化学療法センターとして開設され、6床で運営しておりました。しかし治療の増加に伴い、平成27年新病院の開設にあたっては、通院化学療法センターと名称を改め、20床のスペースを確保し、現在15床でスタートしています。

  •  皆様より要望の多いベッドを多く配置(ベッド:11床・リクライニングチェア4床)しており、明るい室内には優しいBGMが流れ、ゆったりとした気もちで治療が受けていただけるよう配慮しています。

  •  治療は予約制となっており、安全・確実に治療が実施できるよう、医師、看護師、薬剤師が連携し、治療中には管理栄養士からの支援も受けることができます。

治療時間

    時間 8:30〜17:00 8:30〜17:00 8:30〜17:00 8:30〜17:00 8:30〜17:00

化学療法を受けられる患者さまへ

  •  化学療法はつらい副作用を感じられることもあるかと思いますが、治療時間中スタッフが、患者さん一人一人のもとで話を伺い、治療を継続できるよう相談しながら、苦痛を最小限にできるよう対応させていただいております。

  •  帰宅後もご自身で副作用に対応していかなければならないため、初回治療後は看護師による電話訪問を行っており、その後も体調変化については電話で対応させていただいております。

  •  通院化学療法センターでは、抗がん剤の治療を受ける患者さんおよびご家族の皆様が、安心して治療を受けることができるように専任の看護師が治療のサポートをさせていただきます。患者さんや家族の方と会話する時間を大切していますので、一人で抱え込まず、遠慮なくご相談ください。

スタッフ紹介


    職務 人数 備考
    通院化学療法センター長 1名(医師)
    各診療科主治医
    専任看護師 4名 (がん化学療法看護認定看護師:1名)
    薬剤師 6名 (がん薬物療法認定薬剤師:1名)
    管理栄養士 2名
    クラーク 1名

化学療法について

  •  当院で提供される標準治療をはじめとした化学療法は、患者さんの個別性も重視したうえで、医師、薬剤師、看護師により検討されています。

  •  通院化学療法センターは各診療科の医師をはじめ、他職種が関わるチーム医療であるため、医師から事例提供によりカンファレンスを行うことや、毎月通院化学療法センターの運用上の問題点や副作用対策の検討、インシデント事例の検討など行って、安全性と質の確保に努めた治療を提供しています。

治療実績

アクセス、お問い合わせ

    アクセス

    • 3階 西側(1階正面エスカレーターで3階までお越し下さい)

    外来化学療法センター(直通)

      TEL:0774-25-2873
       ※平日 8:30〜17:00

    代表連絡先

      TEL:0774-20-1111
      FAX:0774-20-2336

放射線治療

    放射線治療とは

    • 高エネルギーの放射線を病気の部位に照射することによって治療するものです。大きな装置(リニアック)のある部屋で、一人で治療をうけていただきますが、放射線は痛くも熱くもありません。また、テレビモニターで担当技師が中の様子を観察していますので、心配ありません。放射線治療は治療を開始する前に、どの部位にどれだけの量の放射線を照射するかを決める治療計画という作業を行います。治療計画に使われる装置は非常に精度が高く、必要な範囲以外に放射線が当たらないように正確に計画します。計画の際には照射部分(皮膚表面)に専用のペンで印を付けます。

    使用機器

      リニアック(医療用直線加速装置)

        高周波装置を用いて、電子を高速に加速することによって高エネルギーのエックス線を発生します。マルチリーフコリメータ(可変型照射絞り装置)によって病変の形状に合わせて照射することができます。

      エックス線シミュレータ

        治療する体位でエックス線透視を行い、放射線を照射する方向、範囲を決める、位置決め用エックス線装置です。エックス線撮影装置に照射する範囲を皮膚表面に投光する装置が付設されています。

      CTシミュレータ

        治療する体位でCT撮影を行い、CT画像から複雑な方向からの治療を計画する位置決め用CT装置です。

    治療を受ける患者さんへ

    • 放射線治療では、さまざまな副作用が起こる可能性があります。全身倦怠感、食欲不振、軽いむかつきなどが代表的な例ですが、症状に応じて対処いたしますので心配はありません。もし、何か不安なことや、わからないことがありましたら、担当の技師または看護師にご相談ください。

がん相談支援センター

    ご相談下さい

    • 患者さんやご家族、地域の方々からがんに関する相談をお受けしています。
    • 支援センターでは、がん診断や治療の判断をすることはできませんが、
    •  ・がんのことについて知りたい。
    •  ・今後の療養や生活のことなどが心配。
    •  ・医療費はどの程度かかるのか不安。
    • など、がんの医療に関わる質問や相談にお応えしています。
    • 必要に応じて専門職種とも連携をとりながら対応いたします。
    • 相談にかかる料金は無料です。(外来受診やセカンドオピニオンは有料です。)

セカンドオピニオン

    ご案内

    セカンドオピニオンとは?

    • セカンドオピニオンとは、直訳すれば『第2の意見』となり、『病状や治療法について、自分の担当医以外の医師の意見を聞き、参考にすること』をいいます。

    こんなお悩みはありませんか?

    • 『自分にとってベストの治療を受けているのか?』
    • 『他の治療方法はないのか?』
      • セカンドオピニオンはこれから自分が納得して医療を受けるために有用な手段となり得ます。

    セカンドオピニオンのご案内はこちら

    セカンドオピニオンのお申し込み用紙はこちら

    代理人がセカンドオピニオンを受ける場合の同意書はこちら


    お申し込みから実施までの流れ

    • 1.まずは地域医療連携室へお電話ください。
      ※対応疾患は5大がん及び希少疾患です。
      • 5大がん … 胃がん、乳がん、肺がん、大腸がん、肝臓がん
        希少疾患 … ランゲルハンス細胞組織球症、血球貪食症候群
    • 2.申込書と同意書に必要事項を記載し、地域医療連携室宛てに郵便書留やレターパックなど、郵便追跡が確認できる郵便にて郵送してください。
    • 3.地域医療連携室より内容確認のご連絡をいたします。
    • 4.現在おかかりの医療機関より診療情報提供書、画像診断検査(超音波・内視鏡・CT・MR・PETなど)、血液検査、病理組織検査結果などを準備して頂き、地域医療連携室宛てに郵便書留やレターパックなど、郵便追跡が確認できる郵便にて郵送して下さい。
    • 5.地域医療連携室より受診日のご連絡をいたします。
    • 6.セカンドオピニオン実施。
    • 7.相談後、会計にて相談料金をお支払いください ※保険適用外の自費扱いとなります。
    • 8.宇治徳洲会病院 担当医より、現在おかかりの主治医宛に書面にてご報告いたします。今後の治療について主治医の先生とご相談ください。


    相談者の方へのお願い

    • ■下記相談はお受けできません。
      • ・「主治医に対する不満の相談」
      • ・「医療訴訟を目的とした相談」
      • ・「死亡された方の相談」
      • ・「医療費等に関わる相談」
      • ・「本院への転院を前提にした方の相談」
    • ■完全予約制となります。
    • ■セカンドオピニオンの際、検査や治療は行いません。
    • ■当院でのご相談後は、現在治療を受けている医療機関にて治療を継続してください。
    • ■相談時の録音・録画については事前に必ずご相談ください。
    • ■受診日までに、質問内容をまとめてお越しください。
    • ■相談時間は、最長1時間30分までとさせて頂きます。
    • ■相談料金は保険適用外です。
    • ■最初の30分まで10,800円、以降30分につき5,400円の追加となります。
    • ■相談のお申込みは、患者本人及び患者本人の同意を得ている方とさせて頂きます。
    • ■患者ご本人が相談に来られない場合は、必ず同意書を提出してください。
    • ■ご相談日時の決定に、数日かかりますのでご了承ください。


    お問い合わせ/お申し込み


緩和ケア

    緩和ケアとは

    • WHO(世界保健機関)による緩和ケアの定義(2002年)では、「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会問題、スピリチュアルな(霊的な、魂の)問題に関してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることで、クオリティー・オブ・ライフ(生活の質、生命の質)を改善するためのアプローチである。」とされています。 すなわち緩和ケアとは、単に痛みなどの身体症状のコントロールだけでなく、心のケアも同時に行い、患者のクオリティー・オブ・ライフ(生活の質)を総合的に高めることを目的とします。

    緩和ケアチーム紹介

    • 当院では、入院患者さんを対象に緩和ケアチームが活動しており、がんなどの悪性腫瘍による症状・療養に関する不安をお持ちの患者さんやご家族に対して、それらの緩和が図れるよう支援を行っております。
        緩和ケアチームの構成メンバー
        • 医師:症状の緩和を担当する
        • 看護師:いろいろな身体的、精神的な苦痛を聞き、症状全体の把握とケアを行う。
        • 薬剤師:薬の使い方の説明や副作用対策を行う。
        • 理学療法士/作業療法士:関節が動きにくくなることや筋力が弱くなることを防止し、日常生活において動かしやすい方法を工夫するリハビリテーションを担当する。
        • 管理栄養士:食事や栄養管理に関する相談・支援を行う。
        その他必要に応じて専門職種と連携をとり、支援を行います。

    ご相談頂けるテーマ

    • 痛み、息苦しさ、吐き気、お腹が張って苦しい、眠れないなど、体に生じるさまざまな症状のある方。
    • 不安、苛立ち、気持ちが落ち込む、恐れといった心の辛さがある方。
    • 仕事の問題や費用のこと、療養の場の選択など、社会的・経済的な問題で悩んでいる方。
    • 緩和ケアチームへのご相談をご希望される場合は、主治医・看護師にご相談下さい。

    緩和ケア研修会 修了医師一覧

      竹田 彬一 梶原 正章 竹本 隆博 関岡 敏夫
      清水 真由 竹田 隆之 長船 崇 田中 俊樹
      板野 秀樹 海透 優太 川上 明 陳 孟鳳
      河野 徳之 久保田 良浩 牧原 浩 武石 宏
      牧野 茂 仲井 理

院内がん登録

    院内がん登録 とは

    • 「がん」の診断・治療・予後に関する情報を収集・整理・蓄積し、集計・解析をすることです。
    • 当院では「がん」と診断・治療をした全てのがん情報(入院・外来を問わず)が対象となります。

    院内がん登録があると?

    • ・患者さんがどのような病態(がんの部位/進行度)で、どのようにして受診(健診発見/紹介/直接受診)し、どのような医療(外来検査のみ/診断のみ/入院治療、緩和医療)を受け、どうなったのか(治癒/外来治療継続/転院/死亡)を知ることができます。
    • ・がん診療病院として、患者さんや地域のニーズに応えていない所、更に充実すべき所、広報が足りない所を発見することが出来ます。
    • ・院内がん登録で蓄積した情報を地域がん登録に報告することにより地域でのがんの発生数を部位別/病期別/年齢別/地区別に把握でき、地域におけるがん対策の立案や評価に利用され、地域住民に利益が還元されます。

    部位別症例などの実績

    • 2013年部位別症例数
    • 全体 男性 女性
      部位 割合 症例数 部位 割合 症例数 部位 割合 症例数
      結腸 15.9% 100 前立腺 19.2% 74 乳房 23.0% 56
      15.1% 95 18.4% 71 結腸 15.2% 37
      13.0% 82 結腸 16.4% 63 子宮頚部 13.9% 34
      前立腺 11.8% 74 14.5% 56 10.7% 26
      乳房 8.9% 56 直腸 7.0% 27 9.8% 24
      直腸 6.0% 38 膀胱 6.0% 23 直腸 4.5% 11
      子宮頚部 5.4% 34 膵臓 3.1% 12 その他 23.0% 56
      膀胱 4.3% 27 皮膚 2.9% 11
      膵臓 2.7% 17 その他 12.5% 48
      肝臓 2.5% 16
      皮膚 2.5% 16
      食道 1.9% 12
      腎・尿路 1.7% 11
      その他 8.1% 51
      合計 100.0% 629 合計 100.0% 385 合計 100.0% 244

    • 2012年部位別症例数
    • 全体 男性 女性
      部位 割合 症例数 部位 割合 症例数 部位 割合 症例数
      15.3% 73 前立腺 20.2% 63 乳房 24.4% 40
      結腸 14.7% 70 17.6% 55 結腸 17.7% 29
      13.2% 63 16.0% 50 11.0% 18
      前立腺 13.2% 63 結腸 13.1% 41 子宮頸部 10.4% 17
      直腸 8.4% 40 直腸 8.7% 27 7.9% 13
      乳房 8.4% 40 膀胱 5.8% 18 直腸 7.9% 13
      膀胱 4.8% 23 食道 3.5% 11 その他 20.7% 34
      子宮頸部 3.6% 17 その他 15.1% 47
      食道 2.9% 14
      腎・尿路 2.9% 14
      胆嚢・胆管 2.3% 11
      その他 10.1% 48
      合計 100.0% 476 合計 100.0% 312 合計 100.0% 164

    • 2011年部位別症例数
    • 全体 男性 女性
      部位 割合 症例数 部位 割合 症例数 部位 割合 症例数
      16.9% 74 18.7% 54 乳房 26.8% 40
      結腸 15.8% 69 前立腺 17.3% 50 結腸 16.1% 24
      15.5% 68 17.3% 50 13.4% 20
      前立腺 11.4% 50 結腸 15.6% 45 12.1% 18
      直腸 9.6% 42 直腸 10.7% 31 直腸 7.4% 11
      乳房 9.4% 41 膀胱 6.2% 18 その他 24.2% 36
      膀胱 4.8% 21 その他 14.2% 41
      その他 16.7% 73
      合計 100.0% 438 合計 100.0% 289 合計 100.0% 149

がん患者サロン とまり木

    開催のご案内

    • 「がん患者サロン」とは、がんの患者さんや、そのご家族さんが同じように抱える心の悩みや体験を語り合える交流の場です。
    • 予約は不要で、入退場も自由、参加費用は無料です。
    • 平成23年11月から活動を開始し、5年目に入りました。

      • 時期:毎月第3木曜日
      • 時間:12:30〜15:30
      • 場所:当院3階専用部屋
        • 詳しい場所は1階受付にてお訪ね下さい。

    活動内容

    • ■患者さんやご家族の団欒、不安・悩みの相談
    • ■がん診療に関する勉強会や情報交換
    • ■イベントの企画・開催
      • 誰にも言えない色々な悩みを、患者さんやご家族同士で話してみませんか?
      • ご興味をお持ちの方は、是非お気軽にご参加ください。
      • 皆様のお越しをお待ちしております。

    お問い合わせ

    • 宇治徳洲会病院 がん相談支援センター
    • 〒611-0041 京都府宇治市槇島町石橋145番
    • 電話:0774-20-1111(代表)
    • メール:soudan@ujitoku.or.jp
    • 受付時間:平日 9:00~17:00