お知らせ

ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術(腎がんのロボット手術)の紹介

2016年よりロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術も保険適用となりました。
当院でもこの方法で手術を行うことができます。

腎がん(腎細胞がん)とは

腎細胞がんは、人口10万人あたり、男性で約7人、女性で3人程度発症すると言われております。以前は、血尿や側腹部の腫れ、側腹部の痛み、発熱、体重減少などの症状がきっかけで見つかるものが多かったのですが、症状が出てから見つかるものはサイズの大きい進行癌がほとんどです。最近は、画像診断の普及とともに超音波検査やCT検査で偶然発見される、いわゆる偶発がんが多く、腎部分切除が適応となる小径腎がんが増えております。

腎がんは放置すると大きくなり、さまざまな臓器に転移を始めます。転移する臓器としては肺、肝臓、リンパ節、骨、脳などがあります。腎がんは転移をすると有効な治療が少ないがんの1つです。(抗がん剤や放射線治療が無効です。)ですから手術をして取り除くことが治療の基本になります。

 

腎臓とは

腎臓は横隔膜の下、背中側の左右にあります。尿の産生、血圧調節、骨代謝やホルモン産生などを行っている臓器です。両側の働きが失われると、腎不全となり血液透析や腎移植が必要となります。左右どちらかが正常であれば通常の働きを保つことが出来ますが、残せる腎臓が多いほど将来透析となる可能性が低くなります。

 

手術の必要性

前述の通り、腎臓のがんの治療は第一に手術になります。根治的腎摘除術(7cm以上の大きな腫瘍に適用。腫瘍とともに腎臓も摘出)と腎部分切除術(7cm以下の小さい腫瘍に適用。腫瘍のみ切除)があります。一般的に4cm以下のがんはT1a、4-7cmのがんはT1bと呼ばれ、腎部分切除術によって取りきることで根治(完全に腫瘍を取り除くこと)が期待できます。5年無再発率(がんが治る目安)はT1aの腫瘍の場合97%、5年生存率は100%と良好です。

 

手術の方法

本来、腹腔鏡手術とはお腹を切ることなく、8-12mmの穴をお腹に開け、炭酸ガスでお腹を膨らませ、1ヵ所の穴から内視鏡を挿入し、お腹の中の状態をモニターで見ながら他の穴からはさみや鉗子を挿入して作業を行う手術です。皮膚切開が小さいため術後の痛みも少なく、回復が早いことが腹腔鏡手術の最大の利点です。通常の開腹手術より大術野を拡大して観察できるのでより丁寧な手術を行うことが出来ます。腎部分切除術に関しては開腹手術との比較で腹腔鏡手術の方が腎の虚血時間、や腎機能温存効果において合併症が少ないことが報告されています。

一方、ロボット支援腹腔鏡手術はこれらの利点がさらに進化したもので、3次元カメラで術野を観察できることから縫合や結紮が正確に安全に行えます。また、多関節に可動するロボットアームによって腹腔内での緻密な操作が可能です。8mmの穴が4つと12mmの穴が一つの合計5か所の小さな皮膚切開を加えます。 ロボット支援の腎部分切除術は、従前の腹腔鏡下腎部分切除と比較して開腹への移行が少なく、合併症が少ないことが証明されました。

 

手術支援ロボット da Vinci(ダ・ヴィンチ)

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