CT検査はX線を用いて行う検査です。X線を発生するX線管球を体の周り360度回転させることによって体の中の構造を画像化することができます。寝台(検査用ベッド)を動かしながら撮影することで広範囲に連続したデータを収集でき、任意の断面の画像を再構成することができ、骨や血管、各臓器の3D画像を作成することもできます。また、造影剤という検査薬を使用することで、病変や各臓器のコントラストを増加させることができます。
より詳しい検査ができます。CT検査は放射線の被ばくを伴いますが、診断に必要な最小限の被ばくに収まるようにX線量が設定されています。
当院には、キャノンメディカルシステムズ(旧東芝)社のMDCT(マルチディテクターCT)装置を3台保有しております。MDCTはX線を検出する検出器を複数配列し、X線管球1回転で広範囲の画像データを収集することができます。X線管球を高速に回転させることで心拍や呼吸など体の動きの影響を受けない高画質の画像を撮影することもできます。
10秒程度の息止めで肩から股下までの画像を撮影することが可能です。
