専門研修の特徴
宇治徳洲会病院はNICU9床を有する地域周産期センターです。年間150-180件の新生児入院を受け入れています。
入院の約半数は院外からの新生児搬送であることが特徴です。近隣産科からの依頼は、医師が同乗するドクターカーでお迎えに上がり、現場で診察処置を行い搬送します。
入院患者さんはチーム制で担当し、毎日朝と夕のカンファレンスを行い、全員の医師が全員の患者を把握します。定期的に院内でNCPRを開催しています。
教育担当責任者からのメッセージ
徳洲会病院は「せめて命だけは平等だ」という言葉を原点として、断らない救急を私達の文化として大切にしています。小児科のなかでも専門分野の細分化が進んでいますが、眼の前で苦しむ患者さんに、まず最初の手を差し伸べられる、小児科総合医であることが私達の目標です。離島僻地でも新生児から一般小児まで幅広く力になれるチームを目指しています。
小児科 部長 篠塚 淳
研修内容と目標
在胎28週、出生体重1000g以上で産まれた児に対しては、責任を持って最善の医療を提供できることを目標としています。
早産児の気管挿管や人工呼吸管理、中心静脈栄養などの処置は研修中で数多く経験出来ます。入院時の頭部、心臓、腹部超音波検査は医師が行います。診断されていない先天性心疾患を適切に診断し、大学病院での加療につなげることも期待される役割です。
NCPRのインストラクターを取得し、院内コースを開催。地域の周産期医療の底上げに貢献します。
症例数
指標 |
件数 |
NICU入院 |
151件/年 |
極低出生体重児 |
2件/年 |
低出生体重児 |
52件/年 |
指導医
専門医・認定医・その他講習修了 |
人数 |
周産期新生児専門医 |
2名 |
週間スケジュール
キャリアパス