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ドゥイブス・サーチ

ドゥイブス・サーチとは?

無痛MRI乳がん検診(ドゥイブスサーチ)とは、名前の通り、『MRI』を使った『痛みが全くない』乳がん検査です。
検査のための事前準備は不要で、検査後の注意事項もありません。検査にかかる時間も短く、約30分程度で終了します。

MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査は、がんの有無や広がりなど、電磁波により撮影を行う精密検査です。
MRI検査は筒状の機械に入り検査を行う為、痛みはありません。
造影剤を投与しないので、アレルギーがある人でも受けられます。また、造影剤漏れなどの心配もありませんから、がんの患者さんで血管が細くなったときにもラクに受けられます。

MRI検査では、造影剤を注射するケースもありますが、無痛MRI乳がん検診(ドゥイブスサーチ)では造影剤注射は不必要な為、身体に痛みも負担も一切ない検査方法(ドゥイブス法)によって乳がん検査を行います。



ドゥイブス・サーチの画像

痛くない理由

無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)は、下向き(うつ伏せに)になり、乳房を丸い穴のなかに垂らして撮影する検査です。
自然の形そのままで、乳房を圧迫しないので、乳房をはさむ痛みとは無縁で全く痛みはありません。



マンモグラフィの場合

マンモグラフィの撮影方法の画像

ドゥイブス・サーチの場合

ドゥイブス・サーチの撮影方法の画像

見られない理由

マンモグラフィは撮影時素肌になる必要がありますが、無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)では、検査着やTシャツを着たまま受けられます。 磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査ですので、Tシャツを着ていても画像上に変化がないのが特徴です。
また、技師と受診者の皆さまが近接する時間は入退室時のみです。あなたの胸のプライバシーも完全に守られますので、どうぞリラックスしてお受けになってください。



マンモグラフィの場合

マンモグラフィの撮影の様子の画像

ドゥイブス・サーチの場合

ドゥイブス・サーチの撮影の様子の画像

被ばくゼロの理由

無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)は名前の通り≪MRI≫を使用します。 MRIはトンネルのようなところに身体を入れて写真を撮る装置です。

MRIの内部は磁石とコイルでできていて、エックス線(レントゲン)を使用しないため、被ばくが「完全にゼロ」であるという特長があります。
このため安心して繰り返し検査を行うことが可能です。



MRIの画像

がん発見率の高い理由

無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)の最大の特長のひとつは、がん発見の容易さです。

50歳ぐらいまでの方の多くは、乳腺が豊富に存在し、これがマンモグラフィでのエックス線を通しにくい為、乳房の中央部が白く(濃度が高く)写ります。これを高濃度乳房といいます。
マンモグラフィの場合、がんは白く写りますので「雪山の白ウサギ」をみつけるような感じになり、当然がんがみつかりにくくなります。
無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)ではがんが黒く映りますので、マンモグラフィでは見分けのつきにくいがんが次々に発見されています。

また、無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)は乳房の奥(胸壁)や脇の下まで、まんべんなく映ります。
MRIは有効感度範囲が広く死角が存在しない為、どの部分も高精度で検査ができます。



X線の比較画像
X線の比較画像

乳房手術後も検査可能な理由

乳房手術は、大きく分けて乳がん手術の場合と豊胸術の場合があります。
乳がん手術の場合は通常は片側の乳房を切除しますので、そこにインプラントを入れて形を整えます。
豊胸術の場合は両側にインプラントを入れる場合が多いです。

インプラントは、強く圧迫すると破裂して炎症などを起こし、せっかく整えた乳房が変形してしまいます。
ですから乳房を圧迫するマンモグラフィは一般に行うことはできません。
超音波(エコー)検査は、乳房を強く潰すことはありませんから検査はできますが、インプラントの後ろ側は見えにくいので、受診ができないケースもあります。

無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)で撮影をすると、インプラント挿入後の方も対応が可能です。
インプラントの種類によってはすこしアーチファクト(邪魔な信号)がでますが、多くは問題なく検査が可能です。

日本人に適している理由

日本人は欧米と比べて高濃度乳腺の割合が高く、50歳以下では80%近くが高濃度乳房(高濃度・不均一高濃度)であるとする報告があります。
透き通っている乳房(高年齢の方)と、白く曇っている乳房(高濃度乳房、デンスブレスト:多くの働く年齢の女性)ではがんの発見率が倍も違うことが分かっています。

無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)は、乳腺の量に左右されにくいので、がんの発見率が下がることはありません。日本人女性に多い高濃度乳房(デンスブレスト)の方でも、安心して検査を受けることができます。



マンモグラフィの場合

マンモグラフィの乳腺濃度の画像

ドゥイブス・サーチの場合

ドゥイブス・サーチの乳腺濃度の画像


マンモグラフィはまず欧米で標準的に乳がん検診で用いられるようになりました。
欧米のデータで、死亡率が減少することが示されたので、日本にも導入されています。

しかしアジア系女性の乳房サイズは、欧米女性と比較してハリがあり小さめです。
マンモグラフィは乳房を引き伸ばして平たく圧迫して撮影しますが、アジア系女性に多い乳房の場合は引っ張って伸ばすことで強い痛みを感じることがあります。

無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)では、乳房用にくり抜かれた穴の中に胸をあわせるだけで圧迫しないので、痛みがなく楽です。
また、サイズに関わらず、重力によって撮影しやすいふくらみになります。



ドゥイブス・サーチの撮影方法の画像