皮膚がんについて
高齢化や紫外線の影響などにより皮膚がんの発生率は年々増加しています。
担当する医師
検査について
初診時の外来診察室にて生検(組織検査)を行います。その結果を踏まえて、手術や再建方法について検討致します。
手術について
生検にて切除すべき病変と判明次第、できるだけ早期に手術を行う手はずを整えます。病変の大きさ、ご希望によって局所麻酔、全身麻酔を選択していただきます。局所麻酔の場合、外来にて手術を行うことも可能です。
まずは病変の早期かつ完全切除を第一目標としています。再建についてはできるだけ手術痕が目立たない、機能的にも優れた(ひきつれ等の少ない)方法で行うようにしています。
薬物療法について
皮膚がんに関しては手術による切除が第一選択で、薬物療法は有効とは言えません。しかしながら、悪性メラノーマに関しては薬物療法が有効とされています。
放射線治療について
顔面など全摘出が困難な部位に発生した皮膚がんについては術後に放射線治療を行なうことがあります。
診療実績
手術症例数 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
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全手術件数 | 747 | 777 | 1,051 | 1,179 | 1,386 | 1,564 |
全ての腫瘍 | 422 | 373 | 426 | 529 | 620 | 707 |
悪性腫瘍 | 40 | 43 | 38 | 57 | 58 | 96 |
皮膚がんはきちんと切除手術をすれば再発するものではありません。切除後の傷跡ができるだけ目立たなくなるよう治療前から計画を立ててまいります。外用薬等の保存的加療で改善しない場合は悪性腫瘍の可能性があります。生検も初診時に行いますので、お気軽に受診、あるいは紹介していただけば幸いです。
治療後も笑顔で社会生活に復帰される姿こそが、わたしたちの最高の喜びです。
がん登録件数
