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内視鏡支援手術ロボット

da Vinci(ダ・ヴィンチ)

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「ダヴィンチ」は、アメリカで1990年代に開発された手術支援ロボットです。2000年にFDA(アメリカ食品医薬品局)に承認され、その後、患者さんの体の負担が少ない手術ができることや精密な手術ができることなどから、アメリカはもちろんヨーロッパやアジアでも導入が進んでいます。日本では2009年にダヴィンチ手術が保険診療として承認されました。
ダヴィンチの大きなポイントは、患者さんの体への負担が少ない腹腔鏡手術の精度をさらに上げ、より正確で安全な手術ができることです。医師は内視鏡の3Dカメラで映し出された鮮明な立体画像を見ながら手術します。この3Dカメラのデジタルズーム機能は、術部を10倍まで拡大することができます。また、手術操作時に用いるロボットアームは、人の手以上に器用な動きが可能で、狭い隙間でも自由に器具を操作することができます。ロボットアームの先端は医師の手と完璧に連動し、自分でメスを持っているような感覚で手術できるのがダヴィンチの特徴で、ロボットにしかできない動き(関節の 270度回転など)が加わることで、開腹手術でも困難であった操作を可能とします。さらに、手先の震えが鉗子の先に伝わらないように手ぶれを補正する機能があり、細い血管の縫合や神経の剥離など、緻密な作業も正確にできます。
ダヴィンチ手術は現在、泌尿器科や婦人科・消化器外科・胸部外科・心臓血管外科で医療機器として使用することが承認されており、施行可能な手術の種類も急速に増えてきています。患者さんにとっては、傷口が小さくて済む・出血が少ない・術後の痛みが少ない・回復が早い・機能を温存できる可能性が高いなど、多くのメリットがあります。

Hugo™

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アームがそれぞれ独立したカートに装着されているためダ・ヴィンチに比べて配置の自由度や操作の範囲が拡大されたことが大きな特徴です。
また、オープンモニタ一のため術者の負担の軽減にもなり、助手・コメディカルと視野共有が出来るため術中のコミュニケーションが容易になったことも長所です。
前立腺全摘術から腎部分切除術、さらには消化管外科・婦人科へと適用範囲を順次拡大していくことを視野に入れています。