診療科紹介

整形外科

診療科の特色

2014年度の1日平均外来患者数は91.8人で入院患者数は47.1人でした。入院患者さんの殆どは手術目的です。四肢外傷、脊椎外傷、感染症などの救急疾患のほか脊椎変性疾患、リウマチ疾患、人工関節、関節鏡視下手術なども行っております。常勤医師数は2018年7月現在5名で、緊急手術に備え原則24時間365日2名の整形外科医が待機しております。
一般外来は飽和状態のため平日のみ午前7時30分から午前9時30分までの受付となっております。医院や病院から地域連携室を介しての紹介患者様の予約も承っております。

 

診療対象となる主な疾患

脊椎外傷、四肢外傷、脊椎変性疾患、関節症、リウマチ疾患、感染症、良性腫瘍など

 

可能な主要検査

レントゲン、CT、MRI、骨シンチ、骨塩定量など

 

可能な手術

【脊椎手術】

疾患名としては主に脊椎外傷、脊髄損傷、頸椎椎間板ヘルニア、頸椎症性脊髄症、後縦靭帯骨化症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎椎間板ヘルニアなどを扱っています。
診断:理学所見、レントゲン、CT、MRI検査は勿論、必要時は神経根ブロックなども行い正確な部位診断に勤めています。
安全面:神経徐圧時、細かい作業を要する場合は適宜顕微鏡視下で行います。さらに疾患の程度により術中電気生理学的検査を使用し、術中の神経麻痺を回避するよう努めています。
低侵襲:症例により、小切開で椎弓根スクリューを挿入したり、棘突起縦割により後方徐圧を行い、腰背筋群の損傷を少なくするよう努めています。

【人工股関節置換術】

変形性股関節症、関節リウマチ、大腿骨頭壊死、骨盤骨折後変形などに対し人工股関節置換術を行っています。骨の状態にもよりますが、セメント非使用を第一選択としています。翌日より全荷重にて離床訓練を開始しています。安全対策として全例入院当日と術翌日と術後1週間に下肢静脈血管エコー検査を行うなど、深部静脈血栓の早期発見と早期治療行い、肺塞栓による死亡(近年まで0.1%の発生率といわれていた)という無惨な合併症を未然に防ぐ努力を怠りません。また脚長差の調整や人工関節設置位置などの手術精度を高めるため、症例に応じて特殊な骨盤ガイド(漆谷ガイド)を使用しています。

【人工膝関節置換術】

変形性膝関節症、関節リウマチ、骨壊死、外傷後変形などに対し人工膝関節置換術を行っています。状態により適応があれば骨切術を考慮しています。人工関節設置にはセメントを使用し、翌日より全荷重にて離床訓練を開始しています。安全対策としては上記の人工股関節と同様です。

【膝鏡視下手術】

半月板損傷に対しては状況に応じて種々の縫合法を駆使し可能な限り半月板の温存に努めています。軟骨損傷に対しては状況に応じてマイクロフラクチャー法にて軟骨再生を促したり自家軟骨移植を行っています。前十字靱帯損傷に対しては鏡視に加えてX線透視のダブルチェックにて解剖学的な部位への靭帯再建に努めています。これにより近年の報告では術後の半月板損傷や軟骨損傷の発生率を有意に低下させるとされています。移植腱は近年骨付き膝蓋腱を第一選択としています。最近の研究報告から我々は移植腱の骨への安定性が長期にわたり有利と考えるからです。術後2週より部分荷重歩行訓練を開始し4週で全荷重歩行としています。

【肩鏡視下手術】

腱板断裂、肩峰下インピジメント、肩関節脱臼、肩関節拘縮などに対して症例に応じて鏡視下手術を行います。症例に応じて肩関節専門医を招いて手術を行っています。

【四肢骨折】

症例に応じて髄内釘やプレートやワイヤーなどを使用し出来るだけ早期に固定術を施行し、早期にリハビリを開始しています。高齢者の大腿骨頸部内側骨折では術後の疼痛緩和を考慮し近年開発されたスライド式の特殊なスクリューを用いたり、人工骨頭置換術は安全性を考慮しセメントを使用しないタイプのインプラントを第一選択としています。下肢深部静脈血栓症のリスクに応じて適宜下肢静脈血管エコーを行い、深部静脈血栓の早期発見と早期治療に努め、突然死の原因となる肺梗塞予防に努めています。不幸にも術前に大きな血栓ができた場合でも下大静脈フィルターを緊急留置し手術を行います。四肢開放性骨折に対しては創外固定器や豊富なインプラントを常備することで良好な緊急手術が行える環境を整備しております。重度の粉砕、骨欠損、血管損傷、神経断裂を伴った重篤な外傷もしばしばあります。適応があれば神経移植術やリング式の創外固定による脚延長術を行います。また難治性の偽関節に対しても適応があれば血管柄付骨移植術を施行しています。重度の骨盤骨折に対してはIABOやTAEや創外固定がすぐ可能な状況です。自動体位変換ベッドも1台あり、全身状態が落ち着けば症例に応じて内固定を行っています。

【日帰り外来手術】

ばね指、手根管症候群、肘部管症候群、前腕や手の骨折に対しての手術は腋窩神経ブロックなどにて外来手術も可能です。アキレス腱縫合術も希望があれば日帰り手術が可能です。

【そのほかの手術】

化膿性関節炎、骨髄炎、壊死性筋膜炎、ガス壊疽など重篤な感染症に対しては緊急MRI検査を施行し早期の診断、早期手術を行います。

 

そのほかの特殊な治療

本院では高圧酸素療法が可能です。京都府下において施行可能な施設はごく少数であり、脊髄損傷や骨髄炎やガス壊疽やコンパートメント症候群や重篤な開放骨折などに補助的治療として有用です。また転移性骨腫瘍に対し原発巣の治療担当主治医の判断などにて放射線治療も可能です。

 

地域の医療機関の先生方へ

慢性疾患である循環器疾患は、ときに急性増悪や急変をきたすことがありますが、地域の皆様が安心して生活できるよう、専任医師・コメディカルが24時間365日「院内」に常駐していて、循環器疾患に即応できる体制を敷いています。地域の先生方による日常管理と当センターの診療体制を両輪として、循環器疾患の予防・治療に取り組みたいと考えています。

 

クリニカルインディケーター

1.開放骨折術後感染率

指標2015年2016年2017年
手術件数748818854
開放骨折患者231614
術後感染者220
術後感染率8.7%12.5%0.0%

2.開放骨折に対する項目別件数

指標2015年2016年2017年
輸血(手術当日)611
輸血(術後1週間)122
術後合併症373
術後再手術111
術死001

 

医師紹介

副院長
徳山 良之
日本整形外科学会整形外科専門医(脊椎脊髄病医)
体育協会公認スポーツ医
京都府バレーボール協会医事
部長
山野 健太郎
日本整形外科学会整形外科専門医
医長
寺本 道雄
日本整形外科学会整形外科専門医
医長
新井 学
日本整形外科学会整形外科専門医
日本体育協会スポーツドクター
医員
西野 智至
日本整形外科学会学会員

 

採用情報

  1. 看護職採用

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公開情報

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