在宅医療部について
在宅でも、本人や家族が安心して生活できる場を、在宅医療部が訪問診療を通じて提供できるように支援しています。
「住み慣れた家で過ごしたい」
「最後まで家で過ごしたい」
そのような思いを尊重し、当院の医師・看護師で訪問し多職種と連携を行いながら協力させていただきます。
在宅医療部では、主に以下のような支援を行っております。
- 当院の医師が定期的にご自宅を訪問し診療を行い、療養の指導を行います。
- 当院の薬剤師が1か月に1〜2回ご自宅を訪問し、定期薬を持参して薬の指導・管理を行います。(窓口対応が困難な方に限ります)
訪問看護ステーション
訪問介護ステーションでは、保険師・看護師が定期的にご自宅へ伺い、主に以下のような支援をいたします。
- 病状観察及び血圧・呼吸などの変化観察
- 日常生活の支援
- 身体清潔のお世話(入浴介助、清拭、洗髪など)、排泄のお世話(排便コントロール)
- リハビリテーションのお手伝い
- 日常動作訓練(食事、排泄、移動、入浴)
- 機能回復訓練(立位歩行訓練、筋力増強、関節可動域訓練等)
- 医療処置
- 膀胱留置カテーテル/胃ろう/気管切開部のケア/吸引/在宅酸素/在宅人工呼吸器/在宅中心静脈栄養/褥そう/人工肛門/人工膀胱/在宅腹膜還流/インシュリン自己注射等
- 健康・介護の相談
- 在宅での終末期・看取り
- 認知症のケア
24時間365日昼夜問わず、患者さんからの病状(発熱、嘔吐、その他)や介護方法などでご不安な時、訪問看護ステーションの専用携帯電話に直接ご連絡を頂ければ、相談・対応させて頂いています。(※当院訪問看護ステーション利用者さまのみの支援サービスです)
宇治徳洲会介護センター
通所リハビリテーション
可能な限り自宅において、その能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、理学療法・作業療法などの必要なリハビリテーションを行っています。
1日の流れ
プログラムの内容
- 理学療法士・作業療法士の個別リハビリテーション、入浴、手芸、工芸、歌、ゲームなど
- 週2回、音楽療法士による音楽療法実施
- ボランティアによる演奏会
- その他年間行事(お花見、遠足、クリスマス会など、季節に応じた楽しい催し物)
音楽療法
音楽療法の時間は、音楽を聴き、歌い、奏で、創り、楽しむことを中心に、音やリズムなど、音楽に関する諸活動を行っています。
「歌は世につれ 世は歌につれ」
通所リハビリテーション利用者さんが若かった頃に流行した歌や生活、それぞれの思い出や物語を語り合いながら、共に集い、楽しむ時間を大切に過ごしております。
利用者さんの声
今回、音楽療法に私も参加させて頂きました。声を出してボードに張ってある歌詞を声一杯出し、心身共にリフレッシュ致しました。声を出し、気分も晴れ、時間の経過も忘れんばかり一日のスタートとして張り切ったひと時でした。
今後も参加して、皆様と共に楽しみたく思っております。
居宅介護支援事務所
介護保険の申請や代行、ケアプランの作成、またこれらの訪問看護や通所リハビリテーションなどの利用手続きを行っています。
当院による支援
当院では、在宅サービスに積極的に取り組んでいます。
障害や病気があっても人が自分が生きたいように生き、自分らしく最後の瞬間まで過ごせることが在宅医療の素晴らしさです。最後の一瞬まで患者さんの心と体が少しでも安らかであるよう、また住み慣れた我が家で納得のいく人生を送って頂けるよう病院全体で支援しています。
当院の在宅サービスでは…
- 昼間は仕事をしていて介護できる人がいない
- 介護者が高齢で、介護が大変
こういった状況でも、当院の居宅介護支援事業所のケアマネージャーが介護者様と相談の上、介護保険利用での居宅サービスを導入し、在宅療養が可能となるよう調整させて頂いています。
退院後の不安に帯する当院の対応
入院後の治療にて病状が安定し退院となっても、以下のような理由で退院後に不安をお持ちの患者さまがいらっしゃいます。
- 寝たきり状態、あるいは寝たきり状態ほどでもないが、通院が困難。
- 医療的処置が多い(膀胱留置カテーテル・胃ろう・気管切開部のケア・吸引・在宅酸素・在宅人工呼吸器・在宅中心静脈栄養・褥そう・人工肛門・人工膀胱・在宅腹膜還流・インシュリン自己注射など)
- 病状が不安定になりやすく、急変時の対応に不安がある。
- その他、自宅療養に対する不安など
このような場合、退院後の療養に対して、当院では各部署間で連携し皆様を支援しております。
お問い合わせ
在宅・訪問などの支援に関するお問い合わせについて、まずは当院の患者相談室までご連絡下さい。
宇治徳洲会病院 代表連絡先 | TEL:0774-20-1111 |
FAX:0774-20-2336 |